住宅ローンの妥当性…身の丈にあっているか

10月ももう少しで終わります。今年も残すところあと2ヶ月・・・。早いですなぁ~・・・。

そろそろ年末に向けていろいろ考えないといけない時期です。

昨年の今頃は住宅ローンの借換であれこれしていました。

そんな我が家の住宅ローンですが、今更ながらその借入金額や返済方法は我が家に本当に合っていたのでしょうか?

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借入金額と返済の現実

一般的に住宅ローンの借入可能金額は

「ちょっと背伸びラインの「年収の5~6倍」が最も多い」

とか

「住宅ローンの返済額は、年収の25%程度に抑えておくのが賢明」

なんて言われています。

一昔前にはサラリーマンの生涯年収は2億円なんて言われていました。

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大学を卒業してから60歳の定年まで働いたとして2億円稼ぐには平均年収が500万円ちょっと必要です。

まあ、これが妥当かどうか分かりませんが、仮に年収を500万円だとすると、上記の住宅ローンの借入れの一般論から言えば

年収500万円の人は2500~3000万円程度まで借りて大丈夫。

返済額も年収500万円の25%の125万円程度まで大丈夫。

となります。

これ本当に大丈夫なのでしょうか?

年収と手取りの違い

実際の年収500万円の人の手取り・・・いわゆる可処分所得は400万円位。月額平均手取りで言うと33.3万円。

そのうち年収の25%の125万円が年間の住宅ローン返済額となると、月額返済額が約10.4万円。

33.3万円-10.4万円=22.9万円

月約23万円の生活費です。

この中から貯蓄、食費、保険、光熱費、教育費諸々・・・全てを賄わないといけません。

あくまで月平均23万円で、年収500万円にはボーナスなんかも含まれている場合もありますので、現実的な毎月の手取り額はもっと少なくなるパターンもあると思います。

こう考えると、住宅ローンの返済額は年収の25%程度までと言うのは我が家には到底無理のように思います。

次に年収の5~6倍程度と言う考え方は…。

同じく年収500万円の人の手取りは400万円位。

仮に

・全期間固定2.0%(各種手数料込)
・返済期間35年

で年収の5倍の2500万円借りて家を建てた場合の住宅ローンのざっくり月額返済額は約8.3万円。

手取りからこれを引くと

33.3万円-8.3万円=25万円

月約25万円の生活費です。

この中から貯蓄、食費、保険、光熱費、教育費諸々・・・全てを賄わないといけません。

年収の25%よりは生活費が2万円増えましたが・・・。どうでしょう?

我が家の月の予算は40万円。毎月の住宅ローン返済額平均は8.3万円。

40万円-8.3万円=31.7万円

6.7万円足りません・・・。

ちょうど毎月の子供の保育料くらいの額です。これ・・・やっぱり我が家では無理ですね・・・。

我が家の場合はどうなの?

我が家の場合は共働きです。

一応ダブルインカムなので上の例で言うところの「足りない部分」は賄えています。

身バレ済みのブログなので、リアルな数字は避けますが、我が家の場合の住宅ローンは返済額が年間手取額の20%未満になるように計画し、その逆算で購入可能額を出しました。

実際には年収の4倍未満の借入金額になっています。

家計の現実をしっかりと把握し、「身の丈」にあった無理のない返済を・・・。

当たり前のことですが、これとても重要だと思います。

我が家ではそれを心掛けて家を購入しました。