家計簿は「手段」である

家計簿が続かない・・・面倒くさい・・・。良く聞く話です。代表的な続かない理由が

  • 毎日記録するのに時間がかかってしまう。
  • 何にいくら使ったのかいちいち覚えていない。
  • 計算が合わないのでイライラする。

です。この理由のほとんどは「手段」の問題だと思います。では、どうすれば良いのでしょうか?

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家計簿は大きく捉える

これら3つは、単純に「手段」の問題です。

例えば、スーパーで

家計簿のレシート

上記を買ったとします。

これを費目別に記入すると(費目の話しはまた改めて・・・)一般的な分け方でいくと食品と日用品と電化製品と医療・衛生品・・・みたいな感じになると思います。

つまり、1枚のレシートで4費目に分けて、費目毎の金額を計算して記入します・・・。同じようなレシートが毎日1枚あれば1ヶ月で30枚、120費目の記入・・・。これは面倒です。

更に費目の下に細目を設けていると・・・細目毎に記入するとなるともっと大変なことに・・・。仕分け、計算、記入・・・。これが面倒で続かない理由だと思います。

「毎日記録するのに時間がかかってしまう」のであれば、いちいち毎日つけなくてもまとめてつけても良いと思います。しかもレシートの明細単位に記録するのではなく、レシート内で一番大きな金額を使った費目にまとめて合計金額を記入するとかで大丈夫だと思います。上の例でいくと「食品に3,000円」と記入して終了。ザックリとレシート単位で一番金額の大きい費目で記入すれば、レシート枚数だけ記入すれば終了です。

「何にいくら使ったのか覚えていない」・・・覚えていなければ雰囲気で記入。その他の支出、その他の収入という費目を設け、そこに何となくの金額を記入すれば良いだけです。

そして、「計算が合わないのでイライラする」・・・同じです。最終的にその他の支出、その他の収入に(現金残高や通帳残高と)金額が合うようにまとめて記入すれば良いだけです。

これで3つの問題はクリアできます。

そもそも家計簿は1円単位で費目別にきっちりつける必要はありませんし、1円単位で金額が合わなければ役に立たないものでもありません。家計簿は家計の収入と支出の傾向をつかみ、大きな流れを把握する事がまずは大切です。その為の「手段」が家計簿だと思います。大きな流れをつかむ為に大切な事は「細かく見ない」事です。ザックリ、大きく見る事からはじめると良いと思います。

家計簿は手段

自分に合った「手段」を選ぶ

そして、記録方法もノートに手書きでもパソコンでもスマホでも「自分が使いやすいもの、やりやすいもの」を選ぶ事が大切です。先の家計簿のつけ方もそうですが、レシート単位でも日単位でも、金額も10円単位でも100円単位でも自分がやりやすい、自分に合った「手段」を考えて選びます。どんな手段が合うか分からなければ実際にやってみれば良いと思います。やっていくうちに手段が変わっても問題ないと思います。要は最終的に家計のお金の流れが分かれば良いのです。最初はできるだけ簡単に、手間が掛からないようにが大切だと思います。