今はするべきではない!・・・住宅ローン繰上返済を別な視点で考える

毎年この時期になると、年明けに住宅ローンの繰り上げ返済をするかしないかを考えます。収入と支出、住宅ローン控除の金額その他諸々から検討します。我が家のライフプランによると、来年は繰上返済しないといけない年なんですが・・・。

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2017年は繰上返済の年なのですが・・・悩む・・・

我が家では2年毎に100万円の繰上返済をするという方針で住宅ローンを返済しています。その計画に基づくと、前回の繰上返済が2015年1月でしたので

来年2017年は繰上返済の年です。繰上返済は1月にすると決めているので、当然、繰上返済用の資金も既に準備できています。であれば、繰上するのが常套手段となるのですが・・・今秋頃からちょっと悩んでいます。

「悩み」の原因は現在の金利と住宅ローン控除と諸々の事情です。

繰上返済・資産運用

実質金利ゼロのような状態

どういう事かと言うと、現在の住宅ローン残高は2200万円ちょっとで、年間の支払利息もそこそこの金額になります。しかし、住宅ローン控除と諸々の収入で年間支払利息以上の還付と収入があるという状態です。

住宅ローン控除については有限ですので、10年で・・・既に4年経っていますが・・・終了です。諸々の収入については不安定で確実性に欠けますが、現状を維持できればあと5~6年は実質金利がゼロのような状態を維持できます。まあ、その維持できるか否かが問題ですが・・・。例え維持できなかったとしても、年間に支払う利息は、現在の超低金利の変動金利以下の利息となり、十分許容できる範囲だと思います。

今は繰上返済をするべきではない!

少なくとも昨年も今年も同じ実質金利ゼロ状態ですので、今急いで繰上返済するよりもその資金を有効活用した方が良いのではと思っています。

そんな現状をふまえ、今は焦って繰上返済をする必要はないという結論に達しました。

この結論が正しいのか間違っているのかは現時点では判断できませんが、限られた資産をできる限り有効に活用する方向で家計の管理をしていこうと思っています。

じゃあ、繰上返済に充てなかった資金はどうするのかというと・・・運用に充てたいと思っています。実際、今年の投資・運用の利益は年間の住宅ローン支払利息を軽く超えています。投資・運用はリスクを伴いますが、ちゃんとリスク分散しておけば年間を通してマイナスになる確率はかなり低くなると考えています。

しっかりとしたリスク管理をした上で、投資・運用元本を増やして運用すれば、リターンもそれに見合ったものになるのではと考えています。

長期的な戦略を考えるとこのように繰上返済よりも資産運用に注力する事もありかなと考えています。実際は繰上返済をして元本を減らす方が現実的なのかもしれません。もし投資・運用が上手くいかない、上手く機能しない場合は、その時点で従来の繰上返済の戦略に戻すと言う事も視野に入れながらですが・・・。