貯蓄率の平均と貯蓄額から見る年間の必要貯蓄額

2016年も残りわずかとなりました。今年はあっという間に過ぎた印象が強く、気付けばもう年末。本当、月日の流れるのは早いものだなぁ~と実感しています。・・・もうそれだけ歳をとったということなんでしょうが・・・。ぼちぼち2016年の家計簿も〆て総決算しないといけない時期です。

スポンサーリンク

今年は収入減の年でした

今年は春から収入が減ると言う事が判明し、かなり悪戦苦闘した1年でした。それでも今できることを淡々とこなしながら、プラスαを求めていろいろ模索してきました。その結果、想定よりは良い結果を得られている感じはありますが、実際、まだ全てを集計していませんの何とも言えませんが、己の家庭のことを見る前にちょっと気になる世間一般の事を調べてみました。

統計データからみる貯蓄率

総務省統計局の2015年の家計調査データから計算すると、勤労者世帯の平均貯蓄率は世帯の可処分所得(手取額)の19.6%になります。
※20~60代の勤労者。70代以上は除いて計算しています。

数値としては給与の手取額の約20%が貯蓄額となります。20%と言っても、「手取額」によりその金額は変わりますので、実際の手取額が問題となるのですが・・・。

統計データからみる実収入と手取額

実収入は年代や業種により異なる為、平均化する意味はあまりありません。ただ、データとしては参考になるのでみてみると・・・

実収入はザックリ

 20代 33万円
 30代 45万円
 40代 54万円
 50代 54万円
 60代 37万円

です。

そして可処分所得(手取額)は

 20代 28万円
 30代 37万円
 40代 43万円
 50代 43万円
 60代 31万円

となるようです。更に、年代別の平均貯蓄率は

 20代 36%
 30代 22%
 40代 18%
 50代 17%
 60代 5%

となるようです。この貯蓄率を平均すると19.6%となります。

貯蓄率

40代の我が家の貯蓄額は・・・

40代の我が家の場合を見てみると、手取額約43万円の18%が貯蓄額です。金額にすると7.74万円程度必要です。手取額43万円から貯蓄額約7.8万円を差し引いて生活費が35.2万円となります。

ちなみに毎月7.8万円貯めると年間で93.6万円貯まります。40代の10年間で約1,000万円の貯蓄ができる計算となります。20代も30代も同様に計算すると概ねそれぞれ1,000万円貯蓄できる計算になります。

つまり、20代からこの平均貯蓄率に基づく貯蓄ができていれば、60歳の定年時期には概ね4,000万円の貯蓄を形成できると言う計算になります。・・・あくまで計算上ですけど・・・。

我が家には2,000万~2,500万円の貯蓄がある計算

20~30代に順調に貯蓄して、現在の40代の我が家には2,000~2,500万円程度の貯蓄がある計算になりますが・・・あるわけねーだろ!!って話です・・・。

現実はそう簡単じゃない・・・。でも10年で1,000万円の貯蓄はそんなに難しい話ではない。と言うことも分かります。既に40代の我が家にとって10年で1,000万円では確実に老後は飢え死にです。5~7年で1,000万円で60歳頃に3,000万円でギリギリです。ギリギリですがこれが現実。この計算は、我が家のライフプランニングにも近い数値で、これを実践していくのが我が家の「攻めの家計簿」でもあります。

現時点では年間200万円前後の貯蓄が必要

この平均貯蓄率や貯蓄額を基に、我が家のライフプランニングによると現時点では年間200万円前後の貯蓄が必要となります。更に住宅ローンがありますので、現実はもっと厳しいです・・・。ライフプラン上は70歳まで働かなくてはいけないので・・・。それでもいろいろ試して実践していく。それが我が家のスタンスです。

お金お金って感じで嫌になりますが、実際お金が無いと生きていけないのが現実。ちゃんとお金と向き合って、今できることをやるのみです。