学資保険の引き落とし・・・年払いにしているメリット

先週、子供の年払いの学資保険の引落がありました。10万円ちょっとです。毎月払うよりは12ヶ月間の家計の収支で余裕がある時に随時プールしておいて、まとめて払う方が我が家の家計管理には合っているので、年払いにしています。実は他にもメリットがあります。

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できるだけまとめて払う

毎月決まった額を支払う・・・いわゆる固定費部分の支出ですが、我が家の場合は住宅ローンと学資保険についてはまとめて払っています。その他は給与引きや年払い不可などの理由で毎月払っていますが、この2つだけは年払いにしています。

住宅ローンの年払いって言い方もおかしいですが、要は学資保険と同じ発想で、毎月の支払額を減らして、半年間の家計の収支で余裕がある時に随時プールしておいて、年2回のボーナス払いを併用しているという事です。ですので、住宅ローンのボーナス払いをボーナスで払う事はありません。

学資保険も月払いより年払いの方が少し安い場合もありますが、我が家は安いかどうか覚えていません・・・というよりも、そのちょっとだけ安いメリットよりももっと大きなメリットを追っていました。

月々は小さくまとめておく

なぜ、まとめて払うのか・・・。学資保険も住宅ローンも生活に支障がないような額に設定して月払いにする事もできました。しかし、将来的な収入減や増税になった時に、毎月の支出額を減らしたいから年払いとかボーナス払いに変更・・・と言うのは難しいし、減った収入をいきなり増やしたり、節約・節制で家計を圧縮するのは大変です。

であれば、最初から余裕がある状態にしておけば、いくらでもプール金は作れる。プール期間も半年から1年と長いので、場合によっては短期で運用して少しでもプール金を殖やす事ができるかもしれないというのが我が家の発想です。

小さくまとめてガッツリ蓄え・・・余裕があれば殖やして・・・まとめて支払う。

学資保険年払いのメリット

繰上返済も同じ考え

住宅ローンの繰上返済もこの発想で、住宅ローン減税適用期間中は急いで繰上返済せずに、その資金を上手く運用して年間の支払利息以上の運用益を得ることができれば、金利はゼロ以下と同じ。そして蓄えたお金を住宅ローン減税が終了するタイミングでまとめて繰上返済するという考え方をしています・・・ここ数年の話ですけど・・・。

繰上返済せずに資産運用を選択した結果・・・
我が家の住宅ローンは・・・まだ返済を開始して5年。今年で6年目に突入しますが、最初の数年間は少しでも元本を減らしたいと考え、ちゃんと計算した上で繰上返済をしてい...

↑こんな感じです。

小さくまとめていて良かった・・・

2016年春から2年連続出で収入減、支出増の我が家・・・。もし、年払いやボーナス払いなどを利用していなければ、今よりももっと悲惨な状態になっていました。少なくとも1年間の学資保険×2人分+住宅ローン半年賦分×2回分の12分の1が毎月の支出に上乗せされてる状態という事になります。

しかし、運よく年払いになっていますので、そこそこの額を短期投資で運用することができ、7月の大型支出に向けた準備もOK。

ぶっ壊れる家計簿がコワイ・・・恐怖の7月がやってくる
毎年この時期は・・・7月の大型支出の算段をしています。我が家は・・・学資保険(年払い)、住宅ローン半年賦、固定資産税など何故か7月にいろいろまとまっています・・...

実は6月までに余剰金をプールしたり、ある程度の含み益のある短期投資目的の株を売却したり、満期を迎える債券の償還などで費用を捻出しています。もうこうなる事は分かっていたので、早め早めに対応しておきました。

という事です。住宅ローン繰上返済資金+学資保険資金+住宅ローン半年賦資金+余剰金と言うかなりの原資を確保できますので、投資も余裕を持って行なえます。それに別に運用中のものを全部売却しなくても必要な額や含み益相当額だけ売却すると言うのも手段の1つです。

毎年同じように運用益をあげることができるとは限りませんが、少なくとも「何もしない」状態よりは良い結果を生んでいるのは確かです・・・今のところ・・・。現時点ではかなり運用額が減っていますが、それでも数十万円の含み益があります。

ベストとは言えないが・・・

我が家のような年払いやボーナス払いについては賛否両論だと思います。・・・ちなみに日々の買い物や家電、家具などの大型支出時のカード払いは全て翌月一括です・・・。

住宅ローンについて言えば、ボーナス払い併用よりも月々の支払額を少し上げた方が総支払額が少ないとか、ボーナスが出なくなったら払えなくなるとかいろいろあると思います。単純に「その支払だけ」を見ればそうかもしれません。

でも実際の家計の支出は住宅ローンとか学資保険だけじゃないです。様々な支出が様々な方法で支払われています。子供の成長や仕事の関係によっても変わってきます。「先月はこうだった」とか「今月はこうだ」とかも同じで、1ヶ所だけとか1ヶ月だけとか狭い範囲、短いスパンで家計を見ても改善の余地は少ないと考えています。

家計は半年とか1年単位、2~3年単位で見て、必要な貯蓄ができ、必要な支払をきちんとできているかを把握する。細かい収支よりもその大きな流れを作る事が大切だと考えています。とか言いながらも、「今月は支出が多い」とか「今月は上手くコントロールできた」とか私も言ってますけどね・・・。

勿論、この考え方がベストだとは言えませんし、万人に向いているとは到底言えません。それぞれの家庭の事情や向き不向きもありますが、我が家の場合はそういう大きな流れを作りその流れにゆったり乗る事を重視しています。