20畳以上のLDKに適したエアコン選び

家を建てて初めての夏を迎える我が家…。我が家はLDKが約21畳。続き間で4.5畳の和室があります。

家を建てたときに、LDKと和室にそれぞれ1台ずつエアコンを取り付けました。

4.5畳の部屋のエアコンは以前から使っていたものを移設して、21畳のLDKには新しいものを購入しました。

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買ったエアコンが小さすぎる?

電気屋さん(家電量販店)に行って最初、16畳用位を薦められてそれを購入しましたが、実際に取り付ける際に、設備会社の人に、

「このエアコンでは小さすぎますよ。これじゃ、電気代ばかり掛かって効きませんよ。」って言われました・・・。

設備会社の人は、以前住んでいた家のエアコンの取り付けや移設もしてもらっています。

買ったエアコンはどうすればいいの・・・

我が家のLDKの間取りはこんな感じです。

エアコンの位置

設備会社の人によればLDK21畳の部屋に16畳用では

・部屋の広さに対してエアコンが小さすぎる。
・リビングの手前の方は効く。
・キッチンより先は効かない。
・馬力がないので、効くまでに時間が掛かる。
・部屋の広さからして、常時フル稼働になるので、電気代がすごく高くなる。

と言う感じらしいです・・・。

20畳以上のLDKに適したエアコンとは?

じゃあ、どうすれば良いか聞くと23畳用以上で7.1kw以上の物でないと効かない・・・ということで、設備会社の人に電気屋さんの担当に電話してもらい、

冷房 20~30畳 ・ 暖房 19~23畳

のエアコンに買い換えることにしました。勿論、支払は「差額のみ」です!

電気屋さんからの連絡を待っている間、何十年もエアコンの取り付けをして部屋の広さとエアコンのサイズ、エアコンのメーカーの特徴を熟知されている設備会社の人に、どこのメーカーのどんなエアコンを購入すれば良いか詳しく聞きました。

・・・さすが!プロ!!

電気屋さんでは決して教えてくれないエアコンの機能や性能、電気代等やメリット・デメリットをいろいろ聞けました。

そうこうしていうちに電気屋さんから連絡が来て、早速電気屋に行き、電気屋さんの担当者に詳細を告げて希望のエアコンを見つけてもらいました。

ちょうど、8~9月の決算期でしたので安くしてもらいました。販売価格は23万円でしたが、16万円で購入できました。

※参考までに・・・
設備会社の人のアドバイスを参考に我が家の買ったエアコンは富士通ゼネラルのものです。選んだ詳細は省きますが、いくつかのメーカーの話を聞いて私達の生活や使い方に合っているものをあくまで私達の判断で決めました。
おかげさまでとても良い物が購入できたと思います。
みなさんもエアコンをご購入の際は専門家に聞いて、ご自宅での使い方に合った物を選んでもらうと良いと思います。




エアコンの取付位置とコンセント

あとアドバイスとして家を建てるとき、リビングなどの広いスペースがある場合のポイントとして

  • エアコンをどの位置に設置すると効率よく効くか
  • エアコンのコンセントを200Vにするか、100Vにするか
  • ダクトの位置と家の図面を準備しておく

を考えたり準備しておくと良いようです。1つずつ見ていきます。

エアコンをどの位置に設置すると効率よく効くか

コンセントの位置を決めるときにしっかりと担当者と話しておいた方が良いようです。

どの位置にエアコンをつけると効率的に部屋を暖めたり冷やしたりできるのか、エアコンの取付位置における室外機の設置場所も重要で、室内取付位置と室外機設置が離れると取付料が上がったり、2Fにつけるエアコンの室外機を1Fに置く場合は1Fと2Fの室外機置場の位置関係とか。

レアケースですと隣接する家がある場合、室外機の音の問題なども少し気にしないといけないし。何気にエアコンの取り付け位置1つをとってもいろいろあります。

エアコンのコンセントを200Vにするか、100Vにするか

最初に100Vでコンセントを付けられると、大きなエアコンを付ける時にコンセントの口を200Vにしないといけない事があるそうです。逆も同じです。

高断熱、高気密を謳っているハウスメーカーの場合、広いリビングでも「暖房効率が良いから」と勝手に判断されて100Vにされる事があるそうなので、大型のエアコンを取り付けたい場合はチェックした方が良いみたいです。

家を建ててから、こんなことを知った我が家でしたが、リビング+和室で25畳越えだったので、ユニバーサルホームの工務のYさんが最初から200Vにしてくれてたので我が家は問題なく大型のエアコンを取り付けられました。

ダクトの位置と家の図面を準備しておく

あと、最初からダクトがあれば問題ないですが、新たに配管用のダクト穴をあける場合、壁の柱の位置や筋交いの位置が分かる図面を準備しておくと良いです。

そうする事で変な所に穴をあけられなくてすみますし、エアコンの取り付け位置や室外機の置き場所も決めやすくなります。

エアコン取付工事費の確認

また、ハウスメーカーによっては特殊な外壁を使っている場合があります。

・・・例えばユニバーサルホームの場合はALC外壁・・・電気屋さんによってはコンクリートや外壁が厚いなどの特殊外壁の場合や室外機の設置によっては取付費用が割増しになる場合があるそうです。

・・・ちなみに我が家のALC外壁は大丈夫でした・・・。

エアコンの使い方

こうして昨年9月にエアコンを取り付けたのですが、秋は使うことも無く、冬場は床暖房のおかげで氷点下の朝に少し使うだけ。

春も使うことなく、今夏を迎えました。

夏場のエアコン使用

今夏、初めて使う冷房は…流石に大きなエアコンをつけただけあってとても良く効きます!

エアコンの効き具合図面

通常は上図の青い点線のLDK約21畳だけで使用しますが、続き間の和室の扉を開放して上図の赤の実線部分のLDK+和室の25畳にしても効きます!

エアコンの設定で温度を27~28℃にすれば室温は26~27℃位になり、私は少し寒いくらいです・・・職場が30℃前後なもので・・・。

キッチンで料理していても暑くて汗が出るということもありません。

ちなみにこの夏、6~7月に外出から帰ってきたときの室温の最高は31℃でした。その日の最高気温は36℃でした。LDKは南向きです。

個人的に思うに、もともとユニバーサルホームの基礎は地熱床システムを謳う逆ベタ基礎なので、フローリングのすぐ下はコンクリートで、その下も土や砂利で覆われているので、下から熱が来ないので、夏場は床はいつもひんやりしています。

フローリングに寝ると気持ち良いです。

その影響かどうか分かりませんが、夏場でも室温が極端に上がらないのかもしれません。

冬場のエアコン使用~リビング階段対策も!

冬は床暖房とエアコンの併用ですが、床暖房の余熱で室温が極端に下がることはありません。

通常は室温設定を20~22℃にしていますが、十分暖かいです。

ただ・・・リビングに階段があり、2Fから冷気が降りてくので、階段付近が寒くなります。

その対策として2Fへ上る階段の所にはロールスクリーンをつけています。




リビング階段の寒さ解消対策…これでどうだ!
ちょっと・・・と言うか・・・またまた内覧会を休んで時事ネタ・・・というか・・・タイムリーネタと言うことで。 リビング階段の寒さ対策について記事にしてみたいと思い...

エアコンの効き目は・・・

そして、エアコンの効き具合ですが、エアコンのスイッチを入れて通常モードであれば10分程度、うちのエアコンには「ハイパワーモード」ってのがあって、ハイパワーモードであれば5分未満で部屋が冷えて快適になります。

・・・車のエアコンの「強」みたいな感じで、ものすごい勢いで風が出ます・・・。

キッチンに立っていても風を結構感じます。風でカーテンが捲れ上がります・・・かなりスゴイ。

夜寝る時は、今は小さい子供がいるので、上図の緑点線の部分、LDKの扉を閉めて和室で寝ています。4.5畳で6畳用のエアコンですが、寒い位効きます…。

気になる電気代は・・・

現在、妻は産休中でほとんど家にいますので、日中はエアコンつけっ放しと言う感じだと思います。

長い時は時間にして朝9時頃から夜11時頃まで冷房を入れてます。夜9時から深夜3時頃までは和室の冷房も入れます。

2台で1日約20時間です。毎日ではありませんが、それでも平均して毎日12~14時間位は冷房を入れていると思います。

そんな我が家の7月の電気代は・・・9,150円 でした。

7~9月の電気代

7月の電気代…高いのか…安いのか…
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20畳以上のエアコンの電気代

ザックリ季節ごとの電気代をまとめると・・・

※2018~2019年時点の電気代
春・秋 ・・・ 概ね6,000~9,000円程度
夏 ・・・ 9,000~10,000円程度 温度設定26~28℃、1日10時間弱使用
冬 ・・・ 暖冬時 15,000~25,000円 床暖房1日10時間運転、エアコン温度20~22℃で1日7時間弱使用
冬 ・・・ 厳冬(寒冬)時 20,000~28,000円 床暖房1日12時間運転、エアコン温度20~22℃で1日9時間弱使用

と言う感じです。

ちなみに我が家はオール電化です。上記の金額はエアコンや床暖房、照明、IHクッキングヒーター、その他家電全部の電気代という事になります。

電気代としては我が家の場合はエアコンの電気代よりも夕方から翌朝にかけて使用する床暖房の電気代が全体の6割程度を占めていますので、純粋なエアコンの電気代はかなり安いと思われます。

家を建てる前に住んでいた借家では、冬場は電気・ガスに加え、ストーブも使っていましたので灯油代も掛かっていました。その時と比べると、冬場は10,000~15,000円、夏場は5,000円程度光熱費が安くなっています。

金額的には1~1.5年で20畳以上の大型エアコンの購入代を回収できた事になります。

エアコン選びまとめ

最近の家のエアコン選びは部屋の広さや断熱性、機密性、通気性など素人ではなかなか判断できない要素もあります。

最初はエアコンなんて適当に・・・って思っていましたが、新居に引っ越して約1年経って分かりましたが、部屋の広さと自分達の生活というか使い方に合ったエアコンを選ぶ事は大切だなと思いました。

家を建てて6年半経った2019年時点でもエアコンの効き目は全然落ちていません。最初のころと変わらない快適さを保っています。むしろそれが悩み?みたいな感じで、いつも「早く家に帰りたい・・・」なんて思っています。

最後に、我が家のLDKのエアコンはこんな感じです。

エアコンの設置場所

※コンセントカバーが白なのがちょっと・・・と言う感じですかね。これを壁紙の色と同じ感じにして、コードにも同系の色のテープを巻けば完璧かな?