2012年夏に家を建て、2013年1月には家計の全資産が数十万円だった我が家。家計の危機的状況に奮起し、家計改善を必至に実践しました。その結果、1つの節目である1000万円という資産を築く事ができました。
4年で1000万円貯めた家計管理術
我が家の家計管理術が万人受けするとは思っていませんが、管理術としては決まったルーティンをシステマチックにこなし、日々の記録よりも家計全体の大きな流れ…半年から1年間の収支目処を追っていく感じですので、比較的管理も楽で貯蓄も増えるのではないかと考えています。
家計管理といえば「家計簿」ですが、この管理術は家計簿はつけていてもつけていなくてもどちらでも良いです。家計簿をつけている場合も家計簿の種類とか、費目(項目)の分け方、費目(項目)の予算云々などは関係ありません。
いくつかのポイントを理解すれば、あとは自由にカスタマイズされても良いと思います。
我が家の家計管理は・・・LRS家計
当ブログで我が家の家計管理術を公開するにあたり、その管理術に名前をつけました。
なぜ名前を付けたかというと・・・カッコイイからです!!・・・。それ以外に特に理由はありません・・・スンマセン・・・。
その家計管理術の名前は、「LRS家計」です。個人的には「エルアールエスカケイ」と呼んでいます・・・そのまんまですけど・・・。
名前付けるほどカッコイイ管理術かと言われれば・・・そんな事はないです・・・。
名前付けるほど画期的なシステムかと言われれば・・・そんな事もないです・・・。
いわゆる「見た目の問題」的なやつです・・・。
ごく普通の当たり前の管理術にちょっとだけ工夫をしてシステム化っぽくしてみたという事ですね・・・。元SEの知識と経験をちょっと織り込んで家計簿をつけていなくても基本的な家計の収支がザックリ分かれば実践できる家計管理術に仕上げたつもりですので、とりあえず試してみようかな的な感じで試していただいても良いと思います。
最終的に目指すもの
最終的にこの家計管理で目指すものは、家計の安定と将来の設計です。
何だかんだ言ってもやはり先立つものは「お金」です。
お金と無理なく上手に付き合い、お金に支配されるのではなく、お金をコントロールできるようになれば家計も自然と安定してきて貯蓄も増えます。
「こんな常套文句、みんな言っているよ!」と言われればそれまでですが、「コントロールできてる」状態がどんな状態なのかを「身をもって」知る事ができれば、家計管理の方法も変わってくると思いますし、何をどう管理すれば良いかも自ずと見えてきて、無駄な管理と無駄な労力も減ってくるように思います。
その「お金をコントロールできる状態」にしようというのがこの「LRS家計」です。
LRS家計の概要
LRS家計のポイントとしては、家計の資産をいくつかの口座に分け、口座それぞれに役割を設定し、その役割を管理する感じです。
口座は
- L → Living・・・生活費を管理する口座(生活口座)
- R → Reserve・・・生活費の予備を管理する口座(予備口座)
- S → Savings・・・貯蓄を管理する口座(貯蓄口座)
の3つの口座に分けます。
LRS家計に必要なもの
- 家計管理に使用する金融機関口座(3口座)
- 1ヶ月の生活費の予算(ザックリでOK)
- 先取貯蓄の金額の決定
LRS家計のルール
- 生活口座・予備口座・貯蓄口座の3段階口座管理
- 生活口座と予備口座は各々1ヶ月分の生活費を確保
- 先取貯蓄を最優先とする
- 生活口座で生活費が足りない場合は予備口座から補充
- 生活口座の残高が1ヶ月分以上ある場合は予備口座へ振替
- 予備口座の残高が1ヶ月分以上ある場合は貯蓄口座へ振替
- 貯蓄口座からは基本的に出金しない
- 貯蓄口座の一定割合を資産運用へ
- 生活・予備口座で対応できない特別支出は貯蓄口座から
(車、家の購入、繰上返済、家の修理・改修等の大型支出など) - 半システマチックに家計を管理
上記の必要な口座を3つを決めて、あとはルールーに従って管理するだけです。
家計簿の有無は問いません。家計簿がなくても管理できるように必要な情報やExcelシートも併せて公開していきます。
先取貯蓄とか、1ヶ月の生活費予算とか予備口座とか・・・「めっちゃ普通じゃん!」って感じですが、そこもポイントの1つです。
当たり前の事をシステム化して当たり前に実践するだけでお金は貯まりますし、家計の収支も把握できます。
10種類以上の家計簿を使い、ありとあらゆる家計管理術を試みた私が最終的に辿りついた管理術で、実際に4年で1000万円貯めた手法です。
LRS家計の流れ
LRS家計の大まかな流れを図にするとこんな感じです。
口座を決め、口座の役割をハッキリとさせ、あとはルールに従って管理するだけです。この基本形を守ればお金は貯まります。
我が家の場合は、最初の1年はこの基本形に従って管理しました。ある程度お金が貯まってきた段階で、いくつかの機能を拡張し、現在に至っています。
まずはこの基本形を家計管理に導入する準備が必要です。ある程度家計の管理が出来ている人であればすぐに導入・管理できると思います。
LRS家計をすぐに試せるように・・・
いちいち思考や理論、実践方法を記事にしていると、読者の皆さんがいつまで経ってもLRS家計を試せませんので、まずはザックリと基本的な考え方、仕組み、実践方法を説明してすぐに実践していただけるように、簡易説明・・・クイックガイド的なやつ・・・を作りたいと思います。を作りました。
まずはチャレンジしてみたい方は、これに沿って試してみてください。