我が家では金融資産をスムーズに管理するために「貯蓄管理簿」を作っています。
この帳簿・・・とは言ってもExcelの表なんですが・・・を使って資産を適正な配分になるように調整しているんですが、何せ口座数が多いです。
貯蓄管理簿で管理はできる
我が家の貯蓄管理簿は以前に記事にもしましたが、
マネーフォワードに登録している口座のデータをそのままExcelに取り込んで表にしています。
その表から各種グラフ、集計データを自動作成しています。
管理はこれでOKなんですが、問題は資金移動です。
資金移動が大変では?
当ブログの読者の方からこんなご質問をいただきました。
・・・中略・・・例えば銀行から証券会社にお金を移動したり、お金を出したりする場合は銀行に行くんですか?
・・・中略・・・手数料の問題や銀行に行く回数も増えますよね?
預貯金は銀行口座、投資信託や株などは証券口座、それぞれいくつもの口座を開設されている方も結構いらっしゃるのではないとか思います。
この読者の方も同じで、銀行や証券口座などを合わせると20口座程度あるそうです。
我が家はそれよりも口座数が更に多いので、その口座間の資金移動についてどうやって管理しているのか知りたいというご質問でした。
例えばA銀行からB証券に入金する時には手数料無料でリアルタイム入金できるので問題ないけど、A銀行からC証券に入金する時にはA銀行からでは振込手数料が掛かる。
その場合、A銀行から一旦現金を引き出してから提携ATMでC証券のキャッシュカードで入金する・・・とか。
いろんなパターンを考えるとどこかで「手数料が掛かる」とか「銀行に行く」必要があるという事です。
それらの対応方法についてという話になるんですが、まずはこちらをご覧ください。
我が家の資金移動を図にすると・・・
これは、我が家の銀行、証券会社などの金融関連口座の入出金相関図です。
ちなみに、この記事で
マネーフォワードに登録している口座数が32と紹介していますが、12月になって1口座増えて33口座になりました。今月末から来月にかけてもう1~2口座増える予定です。
ですので、図の左上の『現金管理』以外のマスクしてある口座数が全部で33口座になります。
図の説明としては、マネーフォワードを中心に我が家の家計管理術、LRS家計で言う生活口座(薄オレンジ色)、予備口座(深緑色)、貯蓄口座(紺色)があります。
貯蓄口座の下には同じ紺色で3つのサブの貯蓄口座、その他の口座がぶら下がっています。
図中の緑色の破線は、各口座同士の連携を表しています。
緑破線間は手数料が無料か、各口座の規定により毎月の振込無料回数がある、手数料キャッシュバックがあるなどの口座関係にあります。つまり振込みや振替の手数料が掛からずに資金を移動できるという事になります。
そしてポイントは、図の一番上の薄黄緑色の枠の中の「HUB」です。
我が家では「ハブ銀行」と読んでいます。
これは何なのか?
スムーズな資金移動を実現する為に
ハブ銀行の右から4つの口座に緑破線が出ています。これは手数料なしでハブ銀行から資金が移動できるという事です。
メインの貯蓄口座からこの4つの口座に振り込むと手数料が掛かります。しかし、メインの貯蓄口座からハブ口座に(無料で)振り替えて、ハブ口座から4つの口座に振り替えると手数料は一切掛かりません。
ちょっとズルい感じですが、無料同士や振込無料回数を利用して銀行口座間でお金を移動しつつ、証券会社にも無料または手数料キャッシュバックなどでリアルタイム入金するという作戦です。
メインの貯蓄口座をスタートとして全て無料(振込無料回数、キャッシュバックなどを利用しながら)で、しかも窓口やATMに行かずに家からネットで振り替えられます。
ハブ銀行を設けることでお金を中継させて手数料を掛けずに家のパソコンで全て完結させる事になります。
基本的にネット銀行等の振込無料回数を超えるほど1ヶ月で頻繁に資金を移動する事はまずありません・・・少なくとも我が家ではまだ1度もありません・・・。
参考までにハブ銀行はお金の中継でしか使用しませんので残高は基本ゼロ円です。また、ネット銀行等の振込無料回数は預貯金残高や利用サービスによって変わってくるところも多いので、それぞれの条件を確認して利用回数を把握しておく必要があります。
パッと見て分かるように
ちなみに我が家は月に1回、月末に現金で資金を移動するためにATMに行きます。先月末はこんな感じでした。
そのATMで行なう資金移動は、上図で言うとマネーフォワードの横の生活口座(薄オレンジ色)、予備口座(深緑色)、貯蓄口座(紺色)の間の資金移動です。
あとはこの相関図を使って移動しています。何度も利用するパターンは自然に覚えてしまいますので、メインの貯蓄口座(紺色)と3つのサブの貯蓄口座(紺色)の残高は積立貯蓄、積立投資、証券取引や引落、自動振替などの必要に応じて残高を調整しています。
一見複雑に見えますが、起点がはっきりしていますので、何度か振り替えていると自然にその流れやパターンを覚えますので、パッと見ればどうすれば良いのかがすぐに分かるようになります。図の見た目ほど大変な作業ではありません。
参考になったかどうか分かりませんが、我が家のように口座の相関図を作っておけば、「いざお金の移動」となった時でも手数料を掛けずにスムーズに資金移動ができるのではないかと思います。