先日より我が家の家計管理術であるLRS家計を公開しています。当ブログの読者の中にはそれを実践してみようと準備をされている方もいらっしゃるようで、とても嬉しく思っています。
そんな読者の方からご指摘と言いますか、ご心配をいただきました。
貯蓄額がバレバレじゃないの?
その方からのお問い合わせのメールの内容は
はじめまして。いつもブログの更新を楽しみにしています。
<中略>
LRS家計で管理されているということは、時々公開される資産の内訳円グラフの生活費の割合から1ヶ月の生活費が入っている生活口座と予備口座の金額から計算すれば全体の資産額が分かるんじゃありませんか?
<中略>
お友達とかもブログを知っていると書かれていますので、私が気付くくらいですから、余計な心配かもしれませんが他のみなさんにも分かったしまうのではないかと思ってメールしました。
<以下、略>
という内容でした。
どういう事かと言いますと、例えば当ブログで公開しています資産内訳状況、直近で言えば2017年8月ですが、
上記記事の資産内訳の生活費7.8%というのは、LRS家計で言う生活口座と予備口座の合計、つまり2ヶ月分の生活費・・・我が家の場合は月予算が40万円ですので、2ヶ月分で80万円になります。つまり、80万円の生活費が資産全体の7.8%だとバレるという事です。
80万円が7.8%であれば、計算すると100%は1025万円となります。つまり、我が家の総資産は1025万円だとバレるのでは?という話です。元々当ブログは身バレ済みで、身内や知人に結構知られています。という事は、その総資産額もバレてしまうけど大丈夫ですか?って事です。
LRS家計の仕組みが分かった上で、こういうことも計算できるなんて、本当、すばらしいですね。個人的にとても嬉しいです!!そしてご心配までしていただきありがとうございました。
でも大丈夫です。我が家の生活費は生活口座と予備口座に加え、まだ説明していませんが、積立プール口座等他の口座も生活費に加えていますので、総資産額は分かりません。
生活費の内訳は?
我が家の資産内訳の生活費には生活口座と予備口座とそれ以外のものも含んでいます。その証拠に、コチラ
2016年12月末の資産内訳です。生活費が17%になっています。我が家の月の予算はここ数年変わっていませんので、同じように計算すると、生活口座と予備口座の2か月分の生活費80万円が17%という事は、100%は470万円になります。
という事は・・・2017年1月から8月の間に555万円貯めたという計算になります。
月の貯蓄額にして約70万円・・・今やっている毎月の先取貯蓄の10倍です!・・・年間にすると840万円貯まるという計算になります・・・さすがにそれは有り得ませんね・・・無理ですね。同じく
の資産推移表を見ても分かる通り、2017年1月から8月の間に資産が2倍以上増えているということもありません。
つまり、資産内訳の生活費には生活口座と予備口座以外の口座等も含まれていますので、単純に生活口座と予備口座からは計算できないという事になります。
積立プール口座とは
詳しくは、LRS家計の貯蓄と「貯蓄管理簿」といっしょに説明しますが、名前の通り、積立投資を継続する為の資金をプールしておく口座です。
積立投資のためのプール金ですので、毎月積立時に振替・引落によって残高が減ります。
LRS家計における貯蓄口座は「増え続ける」事で資産が確実に増え、モチベーションを保つ事ができます。
そこに「毎月減る」口座を加えると管理方法によっては「貯蓄額が減る」という事になりますので、管理上、性質が異なると解釈し、我が家では増減の管理をメインに行なう生活口座、予備口座と並べて積立プール口座などの残高が毎月増減する口座は生活費という括りにしています。
また、管理口座のお金をスポット投資等で利用する場合もこの積立プール口座を経由します。
上記の2016年12月の場合は、月末時点までで利益確定した益金を積立プール口座にそのまま入れておいた事で生じた事例となります・・・年末年始は資金移動が滞りがちですので、急がないものはそのままにしておくって感じです。
ですので、我が家の資産内訳の生活費は、生活口座と予備口座だけではなく、その他の口座等も複数含まれますので、身バレ済みのブログでも計算して資産総額がバレる心配はありません。ご心配をお掛けしました。
LRS家計のクイックガイドの理解度
それにしても、まだLRS家計のクイックガイドしか公開できていない状態で、我が家の資産内訳をみてここまで判断できるという事は、とてもすばらしい理解度だと思います。
確かにLRS家計に基づいて資産内訳グラフを作ると、今回のような解釈になります。その考え方は正しいです。
ちなみに我が家の資産内訳グラフは、マネーフォワードの月末時点のデータを抜いて自動作成しています。ですので、クイックガイドでは出てこないより高度な部分も含まれているという事になります。
これから更に詳しくLRS家計を説明していきますが、その説明の中で、より発展的なLRS家計による管理方法もご紹介していきます。
逆算家計簿の公開時期
最後に、お問い合わせにありました「LRS家計用の『逆算家計簿』の公開時期」についてですが、準備は進めています。
Excelシート自体はほぼ準備OKなのですが、解説記事を準備する時間がなかなかとれなくて・・・準備出来次第、公開いたしますのでもうしばらくお待ちください。