幼稚園の入園式と役員決め・・・それぞれの思惑・・・

先日、子供の幼稚園の入園式がありました。同時に年少から年長までの記念写真の撮影と役員決めもあります。夫婦で参加したのですが、いろんな意味で疲れました・・・。まあ、毎年の事なんですが・・・。

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入園式は簡単に

幼稚園の入園式・・・まだ3歳の子供たちなので、難しい事は抜きにしてサクッと終わらせてほしいものです。上の子の時もそうでしたが、泣き叫ぶお子さんが結構いらっしゃいます。我が子は・・・何となくボーッと座っていたようですが・・・。個人的に先生は勿論ですが、来賓の方々も保護者向けの挨拶やお話はいらないと思います。あと電報なんかも名前だけで十分です。結局各クラスに戻っていろいろお話しがあるので・・・それが長いんですけど・・・。

子供の限界と親のイライラ

入園式の時の話が長くなったり、記念撮影の待ち時間だったり、各クラスでのお話だったり・・・長い長い・・・そりゃまだ小さい子供たちはグズりますよ。とは言っても伝達事項やこれからの園での生活の事などお話はいろいろあります。仕方ないんですけどね・・・。

子供がグズると親のイライラも徐々に増してきます・・・。負のスパイラルですね・・・。そのうち勝手我がままに騒ぎ出す子供を放置する親御さんも出てきます・・・。気持ちは分かるんですが・・・ん~・・・何とかしてよって思う気持ちも・・・。別に誰が悪いとかじゃないんですが、何か徐々に殺伐としてきます・・・。

入園式

役員決めのそれぞれの思惑

一番時間が掛かると言いますか、厄介なのがクラスの役員決めです。誰がやる、誰がやらないってやつです・・・。年中、年長になってくるとそれなりにママ友グループもできていて、要領の良い先生だとグループに声をかけてまとめて役員お願いしたりとかもあります。逆に立候補者をずっと待つ先生や一人ずつ説き伏せるように役員をお願いする先生も・・・。

保護者も共働きで時間的余裕が無いとか、親の介護があるとかでやりたくない・・・うちもこれ系ですが・・・とか、専業主婦(夫)の人の方が時間があるとか・・・。専業主婦(夫)にしてみれば嫌な事をいつも押し付けられるとか、協力してくれる人がいないと嫌だとか、仕事している人の方が要領良くできるとか・・・そりゃ意見はそれぞれです。

働いてるからやらなくていいとか、専業主婦(夫)だからやれとか意見はいろいろでしょうが、基本はみんな「やりたくない」のだと思います。・・・我が家は・・・そりゃ、やりたくないですよ。誰かに押し付けるというよりは「自分が役員にならに為には・・・」という思いが根本にあるように思います。・・・我が家だけかもしれませんが・・・。

とにかくイベントが多すぎる・・・

幼稚園や保育園にもよるんでしょうが、とにかくイベントが多すぎます・・・。毎月のように何かしらイベントがあります。役員さんはそのイベントの度に準備だの手伝いだの引率だの衣装作りだので呼び出されます。働いている立場から言えば、毎月幼稚園の行事の手伝いの為3~4日は休んでもいいですよって会社・・・そんなに無いと思います。正直、園も共働きの人が多い事が分かっていれば、イベントを減らすとか、手伝いなしに出来る事をすればいいのにって・・・思うところもあります。専業主婦(夫)の方だってそう度々呼び出されると・・・そりゃ嫌にもなると思います。

どうあるべきかは難しい問題ですが、今の子育て世代の親は・・・小中学校も含めて・・・ライフスタイルも考え方も昔と全く違うので、園や学校側ももっと柔軟に対応すべきではないでしょうか。

そういう面ではうちの子の通う幼稚園は共働きが多いので、今までよりもイベントが少しずつ簡単に簡素に変わってきていると思いますし、役員も一手に仕事を引き受けるのではなく、みんなでできる仕事はクラスで仕事を分散・分担しようと言う動きも活発になってきています。そういうのを見ていると、うちの子の通う幼稚園では役員方も先生方もいろいろ努力・工夫されているんだなと思います。

役員は早く「やったもん勝ち」

私も下の子が保育園に入園した時に役員+会計をやりました・・・入園したばかりでまだ知らない人ばかりなのに何故か投票で選ばれました・・・。正直、何をすれば良いのか全く分かりませんでしたが、園児が少ない事と先生の積極的なサポートがあったので、それほど苦にはなりませんでした。基本的に役員は在園中に一度やればもうまわってきません。そういうものなので、入園して右も左も分からないうちに一番最初にさっさとやってしまうのが得策・・・なんて話もあります・・・早いうちにやると後は気が楽なのは確かです・・・。

こういう役員やPTAなどが組織的に敬遠される原因がここにもあるように思います。役員をやっていると、もっとこうすればいいとか、これはいらないとかいろいろ見えてくるものもあります。しかし、一度役員をやればさようなら・・・的な組織では、わざわざその改善や改革をするために労力を使う必要もありません。基本的に「やり逃げ」で良いのです。この循環で組織自体が改善されず、より良い組織には成長しづらいのだと思います。先生方もできれば自分の仕事を体良く「押し付けたい」でしょうから・・・。

このボランティア的な組織は本来は「我が子のために」と思う親が積極的に参加すべきものなのでしょうが、時代の変化と共にその組織の意味合いも「面倒なもの」に変化してきたように思います。どこかのタイミングで誰かが声を上げて積極的に改革に乗り出さない限り、結局「面倒なもの」は「面倒なもの」のまま永遠と続いていく気がします・・・。その「誰か」が私かもしれませんし、あなたかもしれません。

何だかものすごい感じの悪い「愚痴」になってしまいました・・・。あくまで私個人の意見で、一般的な意見ではございませんので・・・。最後に、今年役員を引き受けてくださいましたお父さん、お母さん・・・ありがとうございます。