(公開終了)【再公開】【期間限定】逆算家計簿ダウンロードできます。【2017/08/31まで】

先日ご紹介いたしました我が家の逆算家計簿ですが、ひょっとしたらこういう家計管理ならやってみたいと言う方がいらっしゃるかもしれませんので、期間限定でExcelシートを公開することにしました。

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逆算家計簿とは

まずは逆算家計簿の説明ですが、概要は以前の記事の通りです。

家計管理を逆算する為の「逆算家計簿」が便利な件
家計管理の基本は「家計簿」とよく言われます。ある程度の期間、家計簿をつけていると家計の収支の事情が見えてきます。 その収支に基づいて予算の達成・未達成とか、家計...

基本的な発想は

月の予算-固定費=変動費=自由に使えるお金

変動費=自由に使えるお金÷31日=1日に使えるお金

という感じです。

最初に月の予算から月の固定費(必ず決まって支出されるもの:住宅ローン、学費、保育料、保険料、通信費、お小遣い、社会保険等税金、塾・習い事費、光熱費[年間の平均額]などなど・・・)を引いた残りのお金=変動費で遣り繰りするという事です。

そして「変動費=自由に使えるお金」を1ヶ月=31日で割ります。

その割った金額が1日に使えるお金となります。1日に使えるお金の目安を知って、その金額を基準に日々の支出をします。

我が家の家計を例にして説明します。

逆算家計簿とはどんなものか

下図が我が家の逆算家計簿です。

逆算家計簿

内訳をみると

月の予算 40万円 に対して

確定固定費 28.3万円 (毎月固定で必ず支払う経費)
想定固定費  3.5万円 (毎月ある程度支出額が決まっている経費)
————————
確定支出額 31.8万円

月の予算40万円 - 確定支出額31.8万円 = 8.2万円

変動費=自由に使えるお金=8.2万円

つまり、我が家は毎月8.2万円自由に使えるという事になります。端数の2,000円を予備として、8万円を31日で割ると・・・。

変動費8万円 ÷ 31日 = 2580円

我が家は1日2,580円で暮らせば1ヶ月の予算達成となります。

  • 2日で5,160円
  • 3日で7,740円
  • 5日で12,900円
  • 1週間で18,060円
  • 半月で38,700円
  • 20日で51,600円

というような感じで、単純に1日に使えるお金に日数を掛けるとその時までに使える金額が出ます。

我が家は2~3日に1回買い物に行くので、1回の買い物で2日分の5,160円以内に収まれば問題なしとなります。

あと、費目別の予算などは全く不要です。「1日何円使える」だけでいいです。それをまた費目別に予算立てて、「食費は何円、雑貨は何円、被服は何円」って・・・息苦しいし、面倒なだけです。それこそ予算達成の妨げになります。

家計簿は結果の記録ですので、記録する為の日々の消費の予算はいらないと我が家では考えています。

どうしても費目別の金額が知りたい場合は、我が家もやっていますが、月末にでもまとめてレシート単位で家計簿に記録すると良いと思います。

月末にまとめてつける家計簿については、我が家の場合は

・変動費の予算はなし。自由に使える。
・記録はレシート単位(1枚のレシートの中の一番大きな金額の費目でまとめ集計)
・レシートや領収がない場合は、適当に雰囲気で記録する。
 (※我が家はレシート無しや覚えていないものは全部食費にしています。)
・1,000円程度の誤差は無視。
・無視できない誤差は、
 残高が多い場合は差額を私個人の財布へ(お小遣い)、
 少ない場合は食費として出費した事にする。

これだけで十分です。目標の貯蓄ができて、毎月の支出が予算内に納まっていれば、家計管理としては大成功です。

別に何にいくら使ったとかは関係ないです・・・と言うのが我が家の考え方です。

基準が分かれば応用も簡単

この基準が分かっていれば、簡単に日々の生活に応用できます。

例えば、

■日々の予算感覚
・昨日は買い物してないから今日は昨日分+今日分で5,000円まで使える。
・今週は予算内の買い物に1回しか行ってないから15,000円程度の余裕がまだある。
・月末に大きな買い物をしたいから、今月前半は予算の7割程度で過ごそう。

■週末にレジャーに出かける予定がある場合
1週間の予算は18,060円なので、その週の平日の食費や日用品の支出を5,000円程度に抑えると、週末に13,000円使える。

■平日の外食が多かった時
今週は外食2回で10,000円使ったから、来週までは8,000円で過ごそう。

■余裕がある場合
今月前半は20,000円位しか使っていないから、月後半は少し贅沢しても大丈夫。

などなど・・・日ベース、週ベース、半月ベースなど自分の好きなスパンでお金を見渡せますので、自分達の生活に合った使い方が出来ます。

予算は減るんじゃなくて増えるんです

この逆算家計簿の良いところは、普通の予算管理と違って使えるお金が増えていきます。

例えば、家計簿で食費の予算を40,000円/月としている場合、昨日2,000円、今日1,000円食費で使うと、明日以降の残りは37,000円となります。このように使った分だけ減っていくのが予算です。

しかし、逆算家計簿では昨日2,000円、今日1,000円使うと、

昨日の予算の差額=580円
今日の予算の差額=1,580円

明日は580円+1,580円+2,580円=4,740円使える事になります。つまり、1日の予算を使い切らなければ、翌日以降の使えるお金が増えていくことになります。

これが逆算家計簿の「増える予算」という考え方です。使えるお金が増えると余裕も出てきますし、これを月末まで継続すれば予算達成は勿論ですが、そこそこの余剰金となり貯蓄へ充てる事もできます。

食費の予算の場合も逆算家計簿の1日の予算の場合も結局は支出しているので、実際お金は減っています。上の例で言えばどちらも同じ支出額になります。

しかし、「使えるお金が減っていく」という管理なのか、「使えるお金が増えていく」という管理なのかの違いで、モチベーションも変わってきます。

なによりたった1つの「1日の予算目安」だけ知ってそれを基準に管理していれば良いのでとても簡単だと思います。

逆算家計簿の使い方

それでは実際の逆算管理簿の使い方を説明します。

逆算家計簿には固定費、変動費にそれぞれ費目(項目)を設けています。

ダウンロードのExcleシートには『逆算家計簿_入力例』では費目(項目)ごとに予算を入力していますが、費目(項目)ごとの金額は必要であれば入力してください。不要であれば一番上の費目(項目)あたりにまとめた合計金額を入力してください。

実際にやる作業は、『逆算家計簿』シートの『入力エリア』に固定費と変動費の金額を入力すれば準備完了となります。

あとは自動で「1日@****円で生活」と表示されますので、その金額に基づいて管理してみてください。

固定費と変動費の分け方

家計簿をつけている方は、自分の家計簿の固定費と変動費をそれぞれ入力されれば良いと思います。

家計簿をつけていない方は、固定費と変動費の金額が分からないと思います。そういう場合は、

<固定費>
・金融機関の口座振替にしているもの
・クレジットカード引落しにしているもの

電気代や水道代などの季節要因によって変わる固定費は、年間支払額を12で割って1か月分として計上しますが、1年間の光熱費を通帳から見つけるのが面倒であれば、通常電気・ガス代が高くなる冬(1~2月)の料金と安くなる5月または10月の料金を足して2で割った金額で良いと思います。

例)電気代・・・1月12,000円、10月6,000円 (12,000+6,000)÷2=9,000円
  ガス代・・・2月8,000円、10月4,000円 (8,000+4,000)÷2=6,000円

以上を固定費としてください。そして、月の予算から上記固定費の合計を差し引いた額が変動費となります。

そもそも月の予算が・・・という方は、大前提として「先取り貯蓄」を優先するとして、単純に毎月の給与所得(手取り)から貯蓄している(貯蓄したい)額を差し引いた額を月の予算としてください。

月の収入 - 先取り貯蓄額 = 月の予算

もし、この月の予算から固定費を差し引いた変動費で1ヶ月を生活するのが困難=赤字家計になるようであれば、固定費を削減する、変動費を減らす、先取り貯蓄額を減らすなどの家計の根本的な見直しが必要になります。

赤字は収入の大小ではなく、収入に合った、「身の丈」に合った生活プランを考える事で回避できると考えます。

逆算家計簿のダウンロード

■期間限定ダウンロード■

この逆算家計簿は、汎用版でとてもシンプルなものになります。四則演算しか使っていませんので、別に配布しなくても誰でも簡単にExcelで作れるようなものです。

とりあえず、当ブログの読者の皆様の反応を見たいので、まずは当記事公開日から3日間限定で公開・ダウンロードさせていただきます。もし反応が良いようであれば再公開も考えます。

※期間限定で再公開します。

実はこの逆算家計簿には上位版があります。上位版も基本的な目的は同じですが、もっと実益を追求した実践的なものになります。これも機会があれば公開する方向で考えていますが、その傾向分析という事で、今回は汎用版を限定公開することにしました。

逆算家計簿はExcelで作っています。シートは2枚で、1枚目が入力例で、2枚目が逆算家計簿となります。

※うまく説明できているか不安ですが、分からない事があれば「お問い合わせ」よりメールしてください。出来る範囲でご説明、解説いたします。

■■ご利用時の注意事項■■

※本シートを利用する場合、個人の責任において利用するものとし、作成者側は一切の責任の負いません。ご同意の上、ご利用下さい。また、この計算シートは個人の利用目的で作っておりますので営利目的や営業目的での利用はご遠慮ください。
【無断使用禁止、再配布禁止、転載禁止】


※公開は2017/08/31夜までです。

■■■公開は終了しました■■■


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