確実性と不確実性の狭間で・・・学資保険の年払いの引き落とし

毎年3月と7月に我が家では学資保険の年払いがあります。

今月は該当月で、先日引き落としがありました。

我が家が学資保険に加入したころは、今よりはまだ少し返戻率が良かったと思います。

恐らく、日本の銀行の預金金利は今後も上昇する可能性が低いと思いますので、金融商品の選択という視点で見ると、我が家の学資保険はありなのかなと思っています。

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貯蓄だけのシンプルな学資保険

我が家の学資保険は単純に学費の準備にだけ焦点を当てた貯蓄型の学資保険です。

いわゆる子供の医療保険などが付帯しないものです。掛け金の全額が貯蓄という感じになります。

現在の積み立て状況はコチラ・・・

2019年3月学資保険

まだ年数も浅いのでこれからって感じですが、子供2人分ですので、それでもそれなりの金額になっています。

積立額と合わせて推定される利率での受取利息(推定)分もグラフに載せました。

貯蓄と保険は分けるべき

我が家の資産形成のポリシーとしては・・・と言うと大袈裟ですが・・・貯蓄性の金融商品と保険は分けるべきだと考えています。

「保険料払込免除特約」なんかは別として、学資保険に死亡保険や医療保険などの特約は不要で、必要であればそれらは個別に加入すべきだという事です。

学資保険のメリットは、その返戻率を確保する事が出来てこそという事です。

余計な特約をつけると、保険料が上がったり場合によっては満期時に元本割れする可能性もあります。

それらを避けるために、学資保険には余計な特約をつけずにシンプルに貯蓄に徹するのがベストだと思っています。

同時に返戻率を上げるために年払いやクレジットカード払い(ポイントをゲットできる)などを選択する感じになります。

保険については「どんな保険が必要なのか」「どこまで必要なのか」をじっくり吟味して、ライフステージに合わせて組み替える方が良いと思っています。

我が家では基本的に保険は必要範囲内の掛け捨て保険に加入する感じにしています。

インフレや中途解約に弱いと言われる学資保険

学資保険のデメリットとしてよく言われるのがインフレに弱いという事でしょう。

我が家の場合は今から10年後がターゲットイヤーになります。

10年後には大学の学費は今よりも高くなっている可能性がかなり高いです。

つまり、当初の学資保険の掛け金だけでは学費が足りなくなる可能性があるという感じですが、現金預貯金でもそれは同じことが言えます。

学資保険であれ現金預貯金であれ、年間のインフレ率以上の金利や利息を確保できない限りインフレに負けてしまします。

それに学資保険だけで大学の費用を全額賄おうとは思っていません。あくまで大学の学費の準備の一部として学資保険を利用している感じになります。

インフレについては学資保険に加入する時点で想定済みで、学資保険以外にも児童手当やその他の給付・支給金、現金預貯金も積み上げてきていますし、同時に投資・運用もしています。

最近では余剰金の一部で学費用の積立投資も新たにはじめました。学費の準備が間に合い、この投資が必要なくなった場合は、そのまま子供たちにと思っています。

中途解約については、元本割れを起こす可能性がかなり高いという感じでしょうか。

中途解約する可能性は完全には否定できませんが、加入時に無理のない掛け金で加入していますので、我が家の場合はその可能性は低いと思います。

万が一、年払いの掛け金の捻出が難しくなった場合は、毎月の先取貯蓄の現金預貯金額が既に学資保険の満額を超えていますので、これを充てていく感じになると思います。

でもそうなった時点で子供の大学進学に黄信号が灯る感じですよね・・・。

いずれにしても様々なケースが想定されますので、資産の適切な配分と管理は重要になってきます。

確実性と不確実性は判断できない

現金預貯金も学資保険も投資・運用も「絶対に大丈夫!」とか「絶対に無理!」という判断は難しいと思います。

先の通り、インフレに対抗するにはどうしたら良いのかとか、逆にデフレの場合は?みたいに将来の事は誰にも分かりません。

じゃあどうすればいいの?ってなりますよね。それは我が家も同じです。

恐らく正解は「その時」にならないと分からないと思います。

「その時」になって「学費の準備ができなかった・・・」ってなるのは絶対に避けたいものです。その為に何ができるのか・・・。

我が家の場合は学資保険1本に頼るのではなく、現金預貯金もそうですし、いただける給付・支給金、積立投資と資産を分散させてリスクも分散させていこうみたいなことを試みています。

考え方としては一般的に言われる投資のリスク分散と同じだと思います。

何か1つだけに資産を集中させるのではなく、様々なアセットを組み合わせ、時代の流れに合わせて組み替えていく感じですかね・・・。

学資保険も広い意味でとらえると家計の資産全体の一部です。

狭義の意味での学費準備のアセット、広義の意味での家計資産のアセット・・・みたいな感じで俯瞰的な視点で資産形成を考えられるようになりたい・・・。

最終的に資産全体のリスクを上手くコントロールできるようになれれば自分たちの納得のいく将来を引き寄せることができるのでは?と思っています。

実際どうなるかは・・・分かりませんけどね・・・。