我が家の家計簿は
・費目10個
・レシート単位入力
・月単位予算
という、やや「どんぶり勘定」的な管理方法ですが、
その理由は、
家計簿は家計簿で大切ですが、
それ以上に重要な事があると考えているからです。
家計簿は家計の一面
家計簿の主たる機能は「過去の消費」の管理です。
発生した支出を記録する事が主な機能です。
過去の消費動向を分析し、
家計改善に役立てる事は重要だと思います。
だから我が家も家計簿をつけています。
ただ、この家計簿・・・
我が家ではそれほど重要だとは思っていません。
なぜか・・・
家計簿だけでは家計全体、
更には将来を管理できないからです。
家計の主は収入と・・・
我が家の場合、家計の管理は
家計簿+収入+運用(保険・投資)+貯蓄で
総合的に管理しています。
特に収入と運用に重きを置いています。
ですので優先順位的には
収入 > 運用 > 貯蓄 >> 家計簿
という感じです。
そもそも家計簿(消費)の予算は「収入」に起因します。
そして「貯蓄」も。
貯蓄の鉄則、「先取り貯蓄」と言われるように、
収入の次に貯蓄、そして消費へと向かいます。
・・・まあ、この流れが全てではありませんが・・・。
つまり、家計は最上流の「収入」に支配されている
という事になります。
消費の管理(家計簿)がちゃんと出来ているのであれば、
如何に消費を減らすか(節約するか)を考えるよりも、
上流の如何に収入(配当金や運用益なども含む)を
増やすかを考える方が得策だと
我が家では考えています。
収入を増やすと言う考え方
ちょっとした節約は増税や物価上昇で
すぐに吸収されてしまいます。
であれば、増税や物価上昇以上の
収入を得る方法を考える方が良いという考え方です。
それこそ簡単ではありませんが、
今の収入も頑張って働いて得ています。
簡単に収入を得る方法なんてありません。
何かで見たんですが、
節約や節制の為に失ったチャンスは、
節約や節制で得られる効果よりも大きい。
みたいなやつ・・・。
なるほどなぁ~と思いました。
チャンスには労働や時間や人間関係など
様々あると思います。
必要な節約は勿論します。
ただ、過度な節約・節制は我が家には不要。
その分、別の事をするエネルギーに充てる・・・。
数年先、数十年先を見据えて・・・
我が家には「未来家計簿」なるものがあります。
過去の支出傾向から、物価上昇率、増税率などを
加味して、半年~1年先の支出予定簿を
自動作成するExcelシートです。
重要なのはこのシートではなく、
このシートを見て、
将来の支出増に備えて…
・節約、節制方法を考えるのか
・収入を増やす手段を模索するのか
を決断し、行動する事です。
我が家の場合は、後者です。
貯蓄も運用も同じ
今のような超低金利時代に、
銀行にお金を預けていても増えません。
むしろ預けているだけでは
将来的には実質価値は下がるのでマイナスです。
運用も100%間違いなく増える保証はありません。
当然リスクを伴います。
今働いている会社も同じで、
このままずっと給与が上昇し続ける保証もないし、
最悪、減給や倒産なんて事も可能性としてはあります。
これも同じリスクです。
リスクは許容範囲。
「この会社の業種、仕事量でこの収入」で妥協・納得して
働いている方も多いと思います。
運用も同じで、自分で納得できる「リスクとリターン」
で運用する。
ノーリスクで希望のリターンを得られるなんて
甘い話はありません。
だから、収入を増やすにはそれなりのエネルギーがいります。
過去・現在・未来を結ぶ家計管理
そんなこんなで、
我が家の家計は面倒くさくて理屈っぽい感じで
管理されています。
かなり複雑ですが、やる事は簡単で、
家計簿をつけている人なら誰でも使いこなせる感じです。
今までその一部をちょいちょい公開してきましたが、
近々、我が家の七面倒臭い(ようにみえる)
家計管理の全貌を公開しようかなと思っています。