2016年末の我が家の資産内訳の中で、投資・運用部分の内訳を公開しましたが、
今回はその投資・運用部分をさらに詳しくご紹介したいと思っています。現時点で、資産運用は我が家にとって資産形成の大切な手段の1つで、運用なくして教育資金・老後資金は準備できないと思っています。
2017年1月時点の全体のアセットアロケーション
まずはコチラを
これは現在投資・運用に充てている資金のアセットアロケーションです。運用待機の現金・預貯金の資金などは除いて現実に投資して運用している部分全部です。見ての通り、国内株式と先進国債券だけで全体の60%以上となっております。この偏りの原因は短期~中期投資の割合の問題です。短期は国内株式。中期は債券に投資しています。その関係で、投資全体に占める割合が大きくなっています。半年後には国内株式も先進国債券も10%以下になっている可能性もありますので、あまり長期的なアセットアロケーションではないと言う感じです。あくまで投資の「現状」という感じでしょうか?
2017年1月時点の積立投資のアセットアロケーション
次にコチラです。
先のものとかなり変わっていますが、こちらは長期積立を目的とした積立投資のアセットアロケーションです。1年半前に公開したアセットアロケーションとも全然違う感じです。
上記の2015年9月時点のアセットアロケーションでの投資分は2016年3月末頃までに「核」となる銘柄を除いて利確して新たに2016年4月より組み替えました。特徴としては国内株式・債券がほとんどないということです。今は実際にこのアセットアロケーションに沿って積立投資をしています。
アセットアロケーション変更の理由
なぜ、大きくアセットアロケーションを変えたのか・・・その最大の理由は・・・国内の先行きが不透明すぎると言う点です。2020年の東京オリンピックまでは何となく国内の経済は下支えされる感じはありますが、それ以降の日本の経済成長や発展が全く想像できません・・・あくまで個人的な意見です・・・。高齢化と少子化、人口減少、内需縮小・・・課題は沢山ありますが、現時点でその有効な政策も方向性も見えておらず、これから10年、20年という長期で見た場合、金融・保険部門は勿論、医療その他の分野、グローバル化でも大きな遅れをとっている日本。成熟期をすっかり過ぎ去った日本経済に明るい未来は見えてこないという印象です・・・再度言いますが、あくまで個人的な意見です・・・。古い法律や規律に縛られ、改革や革新、新しい事へチャレンジする精神が皆無の政府のせいにするのはおかしいかもしれませんが、見えてくるのは「衰退」という二文字だけです。
それでもしばらくは個別株への投資でそれなりの利益を得ることができると思います。しかしそれも数年間と言う短期の話だと考えているので、長期的には我が家の資産クラスに国内株式・国内債券はあまり必要ないかなと思っています・・・あくまで個人的な考えです。
それとは逆に「長期的に見て世界経済は確実に成長を続けていく」という視点は私は賛同できます。先進国、新興国を含めた日本を除く世界経済を見ると、その成長を否定する要素はそれほどないように思います。であれば、資産クラスのメインを日本以外の先進国、新興国に集中させるというのは自然な流れだと考えています。
上記はあくまで個人的な意見や考えで、10年後、20年後に全く違う結果になっている事も十分ありえます。ただ、現時点ではこう考えており、これがベストとは言わなくてもベターであると思っていますので、その考えに基づいてアセットアロケーションを2016年春に変更しました。
変えることのないポートフォリオ
とは言っても、情勢次第でまたアセットアロケーションを変えることはあるかもしれません。何せ未来のことは誰にも分かりませんので・・・。だからこそ模索するんですが、それでも資産を形成する上でその中心となる考え方や投資方法は確固たるものを持っておく必要があると思います。そんな考え方を持っていますので、今後も積立投資の「核」となるポートフォリオは変えません。これはもうずっとひたすら積み立てていきます。アセットアロケーションの変更が必要な場合は「核」となるポートフォリオはそのままに、新たに銘柄を追加して調整する感じになるかなと思っています。
揺るがない部分と時代の流れに乗る部分・・・みたいな感じでしょうか?方法や手段は1つに絞り込まずに門戸は開いておくべきだと思います。