過去20年で子育て貧困世帯が倍増し、
39都道府県で子育て世帯の10%以上が貧困状態である。
という記事を見ました。
子供の貧困が全国的に深刻化している…
って事なんですが、何でそうなったの?
減る収入と増える税金
「生活保護費の受給対象となる最低生活費以下の
収入しかなく、かつ17歳以下の子どもがいる
世帯数の20年間の推移を調べた」
結果らしいのですが、
貧困世帯が増えた理由は様々でしょうが、
一番顕著に分かりやすいのが
収入減と増税だと私は思います。
収入について言えば、
1990年代半ばの平均所得は660万円位。
直近の2103年の平均所得は530万円位。
子育て貧困調査と同じ約20年で見ても
年間所得が130万円ダウンしています。
月額で10.8万円です…。
この額…スゴイですね!
収入減=子育て貧困と関連付けるのは
無理がありますが、
この20年間で物価も上昇し、
税金もどんどん増えています。
「使えるお金」が減ってきているのは
事実だと思います。
子育ては「リスク」なのか?
選択肢として、所得が少なくても
結婚して子供を生んで育てたいと思うか、
結婚はしても子供は育てられないと思うか、
結婚も子供も無理と思うか…。
人それぞれでしょうから、
正解は無いと思います。
ただ、貧困も問題ですが、
夫婦共働きでどちらかが育児休暇を取ると
職場での立場を失ったり、
場合によっては職を失うという
ケースを聞くことが多いです。
働く者にとって、
育児休暇=子育てはマイナスなのです。
つまり、子供の貧困よりも
それ以前の子供を生む事自体が「リスク」
という観念といいますか、
20年掛けて現在社会ではそういう
価値観が強くなってきたという事が
大きな問題ではないかと思います。
・・・共働きでなくても十分な収入を得られる
世帯は別としても…
少子化は更に進む
少子化対策担当大臣をはじめ、
国や自治体では今もこれから先も
どうする事もできないと思います。
20年掛けて創り上げられた価値観を
簡単に変える事は難しいと思います。
恐らく今後も国は選挙票の為の
高齢者への支援は惜しまずするでしょうが、
子育て世代への支援は限定的となるでしょうから、
今後も少子化が進むのは確実だと思います。
・・・そんな事を独りで考えていました。
私個人の戯言としてお聞き流しください・・・。