学校区と住民票と生活実態は相容れない

この話はあくまで我が家の場合の話で、かなり個人的な考えや意見が入っています。とても偏った見方である上に、かなりわがままな愚痴になっていると思いますが、同じような境遇の家庭があれば少しでも参考になればと思い、記事にしてみる事にしました。何に悩んでいるかというと・・・現在幼稚園に通う子供の小学校への進学について悩んでいます。通学区域、いわゆる学校区の事です。我が子を自分の目の届く範囲に置き、成長を見守り助けたいと思っているんですが・・・どうもその親の想いと現実は違うようです・・・。

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子供の進学する学校区を変えたい・・・

上の子は現在幼稚園の年中です。進学は再来年なんですが、来年子供が年長になるまでに目の前の問題をクリアにしておきたくて・・・何事も早めの対応と言いますか事前に聴いて調べておくことは大切だと思っているので行動を起こしました。

何をしたいのかというと、子供の進学する学校区を変えたいと言う事です。

なぜ変えたいのか・・・様々な事情がありますが、我が家の場合は、

  • 学童保育を利用したくない。自分の子供の面倒は自分で見たい。
  • いわゆる鍵っ子にしたくない。
  • 親の仕事の問題
  • 祖父母の介護の問題

などが挙げられます。

現在、幼稚園は私の職場兼実家(以後、職場と言います。自営業です。)から歩いて数分の所にあります。送迎も何かあった時もすぐに対応できます。進学させたい小学校も幼稚園の近くで、職場からチャイムの音も聞こえる距離で、ほぼ直線なので遠くに運動場も見えます。

職場には私の両親もいて私の子供から見て祖父は要介護状態ですので、生存確認を含めて毎朝職場には顔を出します。勿論仕事もありますので・・・。年間を通して住民票をおいている家よりもこちらの職場にいる時間の方が長いです。妻の仕事の関係もあり、子供も幼稚園から帰ってきた時は勿論ですが、土日祝祭日も職場で過ごす事がとても多いです。

妻は転勤族ですので、単身赴任も含め、どこに異動になるかは分かりません。過去の異動先を見ると、現在家を建てた市内での勤務は数年だけ。ほんどは市外です。しかも専門職で代わりがいませんので、土日祝祭日の出勤は勿論、年末年始やGWも出勤する事が多々あります。そんな感じですので、いざということに職場を抜けることはできません。私も仕事で遠出したり、打合せなどで時間を拘束される事がありますが、幸い祖母がまだ元気ですので、そんな時は私の代わりに祖母に幼稚園へ送迎してもらったり、子供の面倒を見てもらったりしています。

そんな感じですので、どちらかというと生活の実態が職場にあり、できれば職場の近くの小学校に進学させたいと思っています。

学校区と生活実態は無関係

この悩みの解決方法は・・・市の教育委員会に行って聴くことです。という訳で、教育委員会に行って話を聴きました。

結論から言うと、子供の住民票のある地域の学校区になるそうです。一部、例外も認められるそうですが、我が家の事情は例外に全く当たらないようです・・・。

職場の近くの小学校に通わせれば、学童保育も時間外保育の民間サービスも利用せずに、鍵っ子にならずに自分達で子供の面倒も見れるし、近所にも友達がいるので下校後も一緒に遊べるし、緊急時も私でも祖母でもすぐに対応できるし、通学に関してもいろいろ悩まなくていいし、通学距離も半分以下になるし、妻の異動の影響を受けないし、要介護の祖父の面倒も安心して見れると思ったのですが・・・ダメなようです。

あくまでも「住民票のある地域」というのが原則で、よほどの事情がない限りは認められないようです。子供の教育や通学区域には生活の実態は関係なく、あくまで書類上の「住所地」が最優先と言うことです。これは住んでいる地域を管轄する教育委員会によって規則等が違うと思うので、全国的に同じとは言えませんが、少なくとも私達の住んでいる地域ではそういうことです。

通学区域と住民票

私の考えはただの「わがまま」である

1つ例外を認めれば、他の親のいろいろな都合を聞いて学校区を変えなければならなくなる。そうなると学校区を設けている意味が無くなる。というのは正論で、その通りだと思います。「我が家だけ特別」という事はありません。

親が子供の成長を見守り助けたいと思うのは「親のわがまま」で、そんな事は教育の現場には全く関係なく、ルールや規則で定められている事以外の余計な事は言わないでくれ、余計な仕事を増やさないでくれって感じでしょうか・・・。

みんな平等で同じでなければならない・・・というのが今の教育の根本で、SNSでも最近良く見かけますが、学校で先生が「教えてないこと、指示してないことはやってはいけない」という自主性や責任感の無い画一的な子供を育てる事に重きをおいている今の教育方針にも通じていると思います。・・・あくまで個人的な考えですが・・・。

ちょっとだけ愚痴らせて

ぶっちゃけ、今の教育やそれを取り巻く環境には不安と憤りしか感じない。子供の学びたい、やってみたいと言う思いに反し、一方的な価値観の押し付け、画一的な機械的なルーティーンの押し付け、出る杭は打たれる的な発想は我慢できない。そんな教育だから社会に出て競争に晒され萎縮し、自ら学び経験し、責任ある仕事をする事を恐れ、最終的に壊れていく若者が多い。我が家子をそんな風に育てたくない。子供の学びたい、やりたいに積極的に応え、自分達で出来る事は自分達でサポートし、子供の成長を支えていきたい。と親が考えてもいいんじゃない?いけないの?

めまぐるしく変わる経済情勢、国際化もどんどん進み、ライフスタイルも多様化している。そんな現代において、住民票だの戸籍だの、頑なに「書類ごと」にこだわることこそ時代錯誤。もっと現代社会と現実に則した考え方や価値観は持てないのかね?

って個人的に心の中で思っていますが、口には出しません。

教育の現場から言わせれば、このような事を思っている私みたいな奴は「悪」です。こんな事は言ってはいけません。私が個人的にちょっと思った心の「つぶやき」で、ただの戯言です。性格の悪い底辺人間の独り言です。

黙ってルールに従えって事で・・・

まあそんな感じですので、教育委員会に言わせれば、私のような親を「モンペ」とか「ブラック」として要注意人物扱いするんでしょうが、別にいいですよ。親が我が子の事を考えて何が悪い!自分達の生活の事を考えて何が悪い!って心の中で思いながら・・・これを「わがまま」って言うんでしょうが・・・黙ってルールに従いますよ。

じゃあ、「ルールに従う」ってどうするのって事ですが・・・。
そのままの意味です。『ルール』に従います。
ルールに従って子供を進学させます。

かなり愚痴っぽくなりましたが、最終的には「ルール」は「ルール」です。私のような自分勝手な考えをまるで正義のようにかざしていろいろ注文をつける親が「悪」です。何を言ってもその現実は変わりませんし、決められたルールに従うことが「善」です。その「善」と言われるレールに乗った上で最善の策を考え行動します。それが我が家のとるべき道です。

※最終的に進学時期になったらこの件については改めて記事にします。