みんなの貯蓄額が結構スゴイ件・・・グラフにしてみました

先日、金融広報中央委員会が運営するサイト「知るぽると」に『家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成28年調査結果』が公開されていました。「世帯主が20歳以上でかつ世帯員が2名以上の世帯」を対象にした家計の金融行動に関する世論調査の結果です・・・そのまんまですが・・・。その中の一部データをグラフにしてみました。

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金融資産保有額(金融資産保有世帯)

様々な興味深いデータがあるんですが、その中の1つに「金融資産保有額(金融資産保有世帯)」と言うのがあります。つまり、金融資産を持っている世帯について、いくら位持っているの?って言う調査結果です。それをグラフにしてみました。

2016年度金融資産保有額

出典:家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成28年調査結果
知るぽると:金融広報中央委員会

縦軸が割合で、横軸が金額です。各折れ線グラフが世代を表しています。表の一番左が100万円未満、一番右が3000万円以上です。

20~30代の金融資産保有額が少ないのは、まあ年齢的な問題もあるでしょう。ただ、50代以上で100万円未満って・・・子供が独立しているか、子供がいない場合を除けば、現実的にはいろいろ厳しい気がします。

それよりも一番ビックリなのが、40~50代世代です。1000万円以上の金融資産があるのが40代は31%、50代は50%という事です。やはり教育資金の準備ですかね?60~70代に関しては2000万円以上が突出しているのが特徴で、これは老後資金を蓄えている人が多いという事でしょうか。

平均値と中央値

ちなみに金融資産保有額の平均値と中央値は、

平均値:1615万円
中央値:950万円

となっています。40代の我が家としては、中央値の1000万円程度の金融資産を持っているのが適当という感じでしょうかね?

ついでに地域別の金融資産保有額もまとめて表にしていました。コチラ・・・。

地域別の貯蓄額

出典は同上。単位は万円です。かなり地域差もありますね・・・。

比べても仕方ないけど・・・

こうやってみると、ちゃんと貯蓄している人はしているなぁ~という感じです。ただし、この統計結果は「金融資産を保有している世帯が対象」という事です。金融資産を保有していない世帯は集計されていませんので、そういう世帯を加えると結果はまた変わってくると思います。

貯蓄の有無だとか、貯蓄額だとか・・・他人と比べてもあまり意味はありません。各家庭にそれぞれの事情があり、各家庭のライフプランに沿って家計を管理できていれば、この平均貯蓄額なんかは気にする必要はないと思います・・・。「じゃあ、こんなグラフ作るなよっ!」って言われそうですが、隣の芝は・・・じゃないですが、やはり他人の事も気になるものです。

これを見てどう思うかはそれぞれでしょうが、「我が家の場合はどうあるべきなのか」を改めてしっかりと考えて実践していく為にもこういう一般的な統計を見て刺激を受けることもモチベーションを維持すると言う意味でありかなと思っています。それに・・・個人的にはこういう統計データ好きなので・・・。