家計の理想的な支出の目安として「家計の黄金比率」なるものがあります。
家計簿をつけていたり家計を管理されている方であれば聞いたこともあると思いますし、実際にその黄金比を参考に家計を管理されている方もいらっしゃると思います。
その家計の黄金比率について、我が家なりにまとめてみました。
家計の黄金比は1つじゃない
よく一般的に言われる家計の黄金比率なるものがあります。
しかし、これは一般的というよりは「代表例」というような解釈が正しいのかなと我が家では思っています。
なぜそう思うのかと言うと、収入や支出傾向、家族構成やライフステージによってその支出内容は大きく変わってくると思っているからです。
実際、正社員の独身実家暮らしの人と夫婦共働き持ち家ローンあり子供3人の家庭では収入も支出も大きく異なると思います。
そこで、私なりに本やネットに出ている様々な家計の黄金比を集めて、家族構成やライフステージ別にまとめて、それに少し個人的な考えを加えたライフスタイル別の家計の黄金比を作ってみました。
私が集めた家計の黄金比は、家族構成、ライフスタイル別に全部で25~30です。これを集計してまとめました。
攻めの家計簿流 家計の黄金比
集計したものにちょっと調整値・・・個人的な家計管理に対する考え方により値を調整しました・・・を加えて完成したのがコチラです・・・。
ライフスタイル別に
- 一人暮らしの単身者
- 親と同居の単身者
- 夫婦と小学生以下の子供
- 夫婦と中高生の子供
- 夫婦二人
の5つに分けています。
足りないライフスタイルがある・・・
この家計の黄金比には1つ問題があります。それは、「夫婦と大学生の子供」のパターンが無い事です。
何せ我が家にはまだ大学生の子供がいません。それに「大学生の子供」はちょっと複雑です。
- 大学は国公立か私立か
- 学部は文系か理系か医学系か芸術系か
- 自宅通学か一人暮らしか
などなど・・・上記の区分だけでもかなり金額の差がある上にパターンも多くなります。
それらを平均してもあまり意味のない数字になりますので、「大学生の子供」がいるパターンについてはもう少し考えて改めて公開します。
ただ、個人的には「夫婦と中高生の子供」にプラス500万円したものが国公立大学文系だという想定でいます。
あくまで参考値として
恐らく、実際に上のライフスタイルにあてはまる家庭の方が見て「本当こんな感じ!」という方がいらっしゃれば「こんなん全然違うわ!」という方もいらっしゃると思います。それはそれで良いと思いますし、みんなが同じであるわけがありません。
家計の黄金比なるものは万人に共通してというよりは家計の管理に困っていたり、収支のコントロールが上手くできない方などがその道標として利用するような感じのもので「この通りに生活できれば将来安泰」というものではないと思います。
そういう意味でも上記の家計の黄金比率はあくまで「参考値」として考えるのが良いかと思います。目安として「これ位」の支出割合で生活することを目指すと家計管理もしやすくなる感じかな程度で良いと思います。
ついでに・・・当ブログではこういう家計の黄金比率を使って家計のチェックができるExcelシートも公開しています。
新しいバージョンの家計の黄金比を計算するExcelシート
今回集計したライフスタイル別の家計の黄金比ですが、これを利用して各家庭の家計の黄金比を計算できるものや、これを組み込んだ家計簿的なやつをExcelで作ってみようかなと思っています。
ライフスタイルに合った支出のバランスを確認したり、家計簿でそのままバランを見れる感じになると使い勝手が良いかなと・・・まだ計画中ですが・・・。
もし良いものができればまた当ブログで公開したいと思います。